青で撮る
戦闘機に乗っているのです。
たとえるならばそんな感じ。
コックピットには私独り。
身ひとつで。シンプルなままで。
そこには道なんてなくて。
直感の決めたほうへ。
ラダーを操って、エルロンをきって。
ときには鮮やかにストールを決めて。
そして
闘う価値のあるものに出会ったらためらわず撃つ。
青くて冷たい空の中
闘うときは独り。
たとえば致命傷に近い怪我をすることがあれば
それは自分自身の誤判断のせい。
次はやられるものかと
また空へのぼってゆく。
地上では重力に縛られて思うように動けないけれど
地上にある大切なもののために闘う
そのときは独り。
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